
交通事故で正面衝突を経験(2023.10)したPTグッチです。
車を運転する以上リスクはあるのは分かっていましたが、交通事故に遭いました。
自分は停まっていて相手が突っ込んできたパターン。
事故が夜だったので次の日整形外科受診すると頚椎捻挫と腰椎捻挫の診断名がつきました。
1週間くらいは症状ありませんでしたが、1週間後に急に吐き気やめまい、頭痛や肩こりなどの症状が出てきて2か月経った2023.12時点でも完全には治らずに困っています。
自律神経にもダメージが出たようなので、治療にも難渋しています。
自宅でもできる対策として、以前から噂に聞いていたいい枕を購入することに決めました。
その枕は「マイ枕」。実際に購入したので使ってみて、むちうち症状と併発する吐き気や頭痛がどうなったかをお伝えしていきます。
- むち打ち症状がある人
- 交通事故経験者
- 首の調子が悪い
- 仕事を休まずに自宅で対処する方法を知りたい人
- 自律神経が乱れがちな人
むちうちってどうやって起きて、どんな症状が出るの?

一口にむちうちと言っても人によって出る症状は様々です。
僕の場合は
- 吐き気
- 倦怠感
- 肩こり
- 首の痛み(と動きの制限)
- 頭痛
- うつ症状
これらの症状は、首だけではなく、神経や筋肉にも交通事故のような高エネルギー外傷でダメージを受ける特徴的な症状で、頭痛や吐き気、倦怠感などを引き起こす要因になっています。
良く聞くむちうちの症状や経過などについて

実際僕も交通事故に遭った人のリハビリもしてきましたが「そんなに症状って重く出るものなの?」って正直思っていました。
ですが、実際交通事故に遭ってみてその辛さ(症状もさることながら、周囲の理解の悪さ)がよーーーーーく分かりました。
イヤ、マジでなってみないと分かりませんね。
で、よくある症状や経過について書きます。
- 交通事故で頭痛や吐き気が出るのはなぜ?
- むちうちの痛みはぶり返すもの?
- 軽いむちうちは何日で治る?
- むちうちは自然に治る?
- むちうちはレントゲンで分かる?
- むちうちの対処は冷やすのか温めるのか?
1.交通事故で頭痛や吐き気が出るのはなぜ?
交通事故後の頭痛やめまいの症状は、事故によって過緊張状態になった筋肉が、頚椎から出ている神経を圧迫することにより自律神経バランスが崩れて、頭痛・めまい・吐き気・不眠・耳鳴り・うつ症状等様々な症状が引き起こされます。
むち打ち症状だけだと対症療法として痛み止めや湿布などが炎症対策として処方されますが、神経のダメージの場合は外用薬ではほぼ効果がありません。
自律神経が痛んだ場合は筋肉や頚椎の関節、神経の通り路などにダメージを負っていることが考えられます。
湿布やマッサージでは自律神経バランスを整えることができないので、損傷した頚椎の調整をしなければ後遺症として症状が残る場合があります。
2.むちうちの痛みはぶり返すもの?
むちうち症状の発症期間は人それぞれ。
事故後すぐに現れることもあるし、僕のように1週間後という人もいれば、1か月ほど経ってから現れることもあります。
また痛みやしびれがいったん治まっても身体が疲れたり、何かに拍子に数週間後に症状がぶり返すこともあります。
そのため、交通事故に遭ってむちうち症状を感じていなかったとしても、必ず医師の診断を受けることを強くオススメします。
3.軽いむちうちは何日で治る?
これもケースバイケースですが、事故などで受けた外力の強さにもより、むちうちは軽いもので約1週間、長いと2.3か月、さらには半年以上症状が取れないという場合もあります。
症状が軽いからと言って軽く見ないで、経過を観察し調子が悪い場合は休むなどの対策をしっかり取りましょう。
自分の身体を守れるのは自分だけですから。
4.むちうちは自然に治る?
ここ良く聞かれるんですが、基本的には自然に治るわけではありません。
むちうちは上記までに書いたように単に首だけの症状ではないからです。
僕のように首の症状は改善して来ていても自律神経の症状の方が後から出てくる可能性もあります。
適切に医療機関を受診して指示を仰ぎましょう。
5.むちうちはレントゲンで分かる?
基本的にむちうちはレントゲン検査では異常を見つけることができないことがほとんどです。
なぜなら、レントゲン検査では骨の状態を映し出すことで損傷の有無を確認しますが、むちうちは骨折ではないので、骨には異常がないことがほとんどです(代わりに家の妻はストレートネックが見つかりました)。
医学的には頚椎捻挫、外傷性頚部症候群と診断され、 捻挫や打撲は原因が骨ではないので治りにくいのが特長です(足首の捻挫は回数やるとクセになるって聞いたことありませんか?そのことです)。
むちうちは筋肉や靭帯、神経などが症状に関係してきます。
6.むちうちの対処は冷やすのか温めるのか?
事故直後(急性期)は首に腫れなどの炎症が起こり、熱を持つ場合があります。
この場合にはまず患部を冷やして炎症を抑えることが大切になります。
しかし、炎症が治まっている状態(慢性期)なら温めて血行を促進することが基本です。
むちうち発症後辛いので枕を買って対策しました

起きている時はもちろん、寝ている時も首には負担がかかります。
せめて寝る時だけは楽になるようにしたくてオーダメイドの妻と僕の分2つマイ枕を購入。

全国の店舗で製作・調整・メンテナンス可能。オーダーメイド【マイまくら】
妻の場合はストレートネックがメインの症状でした。
詳しい経過はストレートネックを治すのは枕選びが重要。マイ枕で痛みを抑え改善する方法を参照してください。
むちうち後吐き気、倦怠感と首の痛み、動きの制限は自律神経の乱れから来ていた
事故後1週間までは何ともなく経過していましたが、ちょうど1週間後下記の症状に襲われました。
- 吐き気
- 倦怠感
- 肩こり
- 首の痛み(と動きの制限)
- 頭痛
- うつ症状(精神活動性の低下やマイナス思考)
もちろん、むちうちが主症状なんだけど、リハビリをしてもいまいち改善を実感できなかったんですよ。
ということは、いわゆるリハビリだけでは改善しないよね?ってことで頚椎を保護する方向にシフトしました。
オーダメイドのマイ枕に変更することで起きた4つの変化
図のように枕作成前には自分の頭の高さを測定する機械を使って実際の高さを計測します。

この記事を書いている時点で使って2週間程度です。
劇的変化!とまではいきませんが、感じたことがあります。それは
- やや睡眠が深くなった
- 以前のように寝違えをしなくなった
- 入眠がスムーズ
- 寝返りがしやすくなった
です。
変改1.やや睡眠が深くなった
枕の高さが合って頚部の緊張が緩んだのか、寝入りがやや深くなったような感じがします。
朝起きた時のだるさが少し軽減したかな?
ただ、前からの課題のいびきは変わらぬまま…。無呼吸症候群も併発しているのでそれまでは今のところ変化はないようです。
身体が疲れている時はしっかり休まないと疲れを持ちこしてしまいます。
変化2.以前のように寝違えをしなくなった
これが一番大きいかもしれません。
寝違えの原因とやってはいけない運動、首の痛みに対する正しい対症法と治し方についてでも書いてありますが、僕の寝違えはまさに今回のむちうちクラス。
全治1か月もザラなくらい深刻なダメージを負います。
しかも、寝ている時に起こるものだから対処のしようもなくて困っていたんです。
マイ枕に変えてから以前ほどのダメージがなくなりました。
寝返りをしてもしっかり枕の高さが支えてくれているんでしょうね。
変化3.入眠がスムーズ
元々寝付きは悪くありませんでしたが、より入眠がスムーズになった感じがします。
きっと脱力も強まって枕やマットレスにめり込む感じで寝ているんでしょうね。
変化4.寝返りがしやすくなった
マイ枕はあおむけ寝と横向き寝(左右)の高さを自由に変えられます。
僕は左下にして寝ることが多いのですが、それでも寝返りやその時の身体の落ち着く位置は変わるのでその時々の高さがマッチしているせいか寝返りが楽です。
睡眠時は筋肉も緩むので自然な寝返りは身体の一点に荷重がかからないための大事な要素です。
起きている時にも重要視されている姿勢、快適な寝姿勢を取れることで楽に寝ることができています。
むちうちの時の寝方オススメはあお向け?横向き?

むちうち症・頚椎捻挫・むちうちの時の寝方はあお向けがオススメとされている記事が多いですが、僕のオススメは横向きです。
とよく書かれているのを目にしますが、今回ポイントとなるのは枕の高さです。
頭の重さは体重の7%~10%です。
身体の中でも上位の重さの頭蓋骨を支えるのに適切な高さは人それぞれ。
高すぎると頚椎をより痛めてしまうし、低いとしっかり支えられない。
推奨されるバスタオルで高さを調節するというのも沈み込み過ぎて却ってよくないと僕は考えています(実際妻も試しましたが頭痛やストレートネックが緩和されることはありませんでした)。
むちうちの際横向きをオススメするポイント
実際あお向けと横向きどちらが頚椎に対する負荷が少ないかと考えた時にむちうちの受傷状態を考えればスッキリします。
なので、あお向け方向ってまさに前後方向に位置しますよね。
ただでさえ痛めている部分を寝ている際は緊張も緩み無防備な状態。
頭部をしっかり支えられない場合は無意識に身体を守る機能がより強まり余計に緊張したり、負荷がかかると考えられます。
だから、横向きの場合は頚椎の生理的S字カーブを妨げずにいられるということ。
もちろん、横向きの場合は肩の高さもあるので枕の高さを合わせるというのが難しくなるのも事実。
今回は僕はいつでも調整ができるマイ枕を利用することでその問題をクリアしています。
結局枕を変えなきゃいけないの?
「それじゃあ枕を変えないと安定して眠れないの?」という疑問をお持ちになりますよね。
バスタオルで高さを調節しつつ経過を見ることももちろんできます。
ただ、そこはオーダメイドでいつでも調整が効くものと自分が適当に調節するという部分に分かれます。
人生の3分の1は寝ている時間ということで寝具に投資するのは決して無駄にはならないと思いますよ。
まとめ
実際にむちうちになってみないと本当に辛さって分からないものです。
リハビリに携わっている僕ですら若干懐疑的な部分もあったので、一般の方は理解が得られずに苦労していると思います。
様々な症状が出てくるので、使えるものは使って身体を休めることが何よりも重要だと思います。
良ければマイ枕の購入を考えてみて下さい。マジ変わりますよ。

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