頭痛には3つの種類があります。できるだけない方がいいですが、頭が痛い場合にはこちらの記事が参考になればと思います。PTグッチです。
「頭が痛い!」と言ってもどのように痛むかで原因や部位に違いがあります。
できれば頭痛なんてないに越したことはないのですが、あのズキズキの原因を突き止め、改善することができたら良くないですか?
今回はちょっと医療職の知識強めの頭痛の原因を部位別にご紹介していきます。
ちなみに、原因不明の頭痛で悩みの場合に理学療法士がオススメする対処法についてはこちらにまとめています。
頭痛の種類別対処法
頭痛のタイプとしては
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
- 群発(ぐんはつ)頭痛
がありまた、
- 一次性頭痛(特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛)
- 二次性頭痛(病気が隠れていたり原因で起こる頭痛)
にも分けられます。今回の記事は主に一次性頭痛に関してお話していきます。
片頭痛
日常で起こる頭痛は脳梗塞などの病変や前兆ではないですが、生活や仕事の大きくパフォーマンスを下げる辛いものです。
片頭痛の症状と痛み方
月1~2回の頻度でこめかみから側頭部にかけてズキズキと脈打つような痛みが特徴で、光・音への過敏やチカチカする光(めまいや頭痛の際に見えるもの)が見えるといった前駆(ぜんく)症状を伴う人もいます。
原因は王道のストレス(血行不良を伴う)や睡眠不足による疲労の蓄積、食生活(栄養バランス、深酒)の乱れなど様々。低気圧による頭痛(天候や気圧の変化によるもの)も片頭痛持ちさんに多いです。
低気圧による頭痛は別名【天気病】とも呼ばれています。天気病(痛)に関して詳しく知りたい場合はこちらの記事がオススメです。
また、ストレスや心理的葛藤から解放された瞬間にも起こりやすいため週末頭痛、という別名もあります。
対策と予防に関して
片頭痛は以下の
- 発作時
- それ以外
というタイミングがあります。慢性関節リウマチのように(炎症が優位で)痛んでいる時は無理をしないのが得策ですね。
痛み止め(トリプタン製剤)薬も効果的ですが、月10回以上(3日に1回程度は多いですよね)使ってしまう薬の濫用(らんよう)はむしろ頭痛を増悪させるため、医師と相談しながら適切に内服することがポイント。
対処法としては発作時の治療と予防の2つがあり、
発作時は炎症が主体と書きました。炎症が起こっているときは「血管が腫れ上がって拡張している」ということなので、血管の拡張を防止する(収縮させる)ことが有効です。
炎症時のベストな対策についてはこちらにまとめています。参考までにどうぞ。
発作時以外の対策としては、生活習慣の改善やストレス要因をなるべく遠ざけることと、疲労感・生あくび・光や音への過敏などの前駆症状に気づいたらできるだけ静かで暗い(刺激のない)場所に移って座る・横になるなど早めに安静を取ることが効果的です。
緊張型頭痛
緊張型頭痛の症状と痛み方
原因は身体的原因・精神的原因の2つに大きく分けられます。
デスクワーク・在宅ワークが原因の中心ということで察しがつくと思いますが、パソコン作業で同じ姿勢でいたり、疲れが溜まってくると徐々に頭や肩の筋肉が緊張してきます。
仕事が関係ないとしても普段のテレビを見る姿勢やスマホ首などで知らず知らずの内に頚~肩に負荷をかけてしまっているかも?
また精神的な原因としては、家にいることで家にいても気を張った状態でいなければならないことと仕事に集中できない環境(特に子供がいたり、集中して作業することができない場所)に長時間いると緊張した状態が長時間続くので、
その持続的なストレスがさらに筋肉を緊張させ、精神的にも気が休まる空間がないことで痛みを引き起こすとされています。さらに発生した痛みそのものがストレスになる悪循環に陥ってしまう人もいます。
対策と予防に関して
パソコン作業にありがちな長時間のうつむき姿勢や同じ姿勢の保持、画面の一点をじっと見つめてほとんど動きのないために起こる眼精疲労も緊張型頭痛の原因となるため、在宅勤務中の姿勢などを見直すことも予防の1つとなります。
群発(ぐんはつ)頭痛
群発(ぐんはつ)頭痛の症状と痛み方
決まった時間帯に症状が出るために体内時計が関連しているのでは?という話もあります。また病む時間も比較的長いので仕事にならないことも。
対策と予防に関して
今のところ考えられる対策は以下。
痛み止めもほとんど効果がないようです。酸素吸入やスマトリプタン(イミグラン)の注射が即効性があるようですが、個人では対処できないため病院に罹りましょう。
運動・入浴・飲酒は炎症をさらに増悪させる可能性があるので禁止(シャワー程度なら清潔を保つのに良いかもですが)。安静と受診による対処がポイントですね。
群発頭痛に関して悩みを抱えた人たちのサイトがありますのでご紹介します。
オススメ簡単にできる対策
炎症反応を除いた頭痛に限定されますが、筋肉の凝りや張りを改善することで予防・対策することができます。また運動をすることで気分のリフレッシュにもつながるので日々の生活習慣に取り入れてみてください。
また、頭痛は男女問わず自律神経失調症とも密接に関わっているのでこちらの記事も参考になります。
ストレスを溜めないためにオススメな方法
- 好きな香りをかぐ
- ぬるめのお湯にゆっくり入る
- 定期的な運動をする
- 深呼吸する
- 大声を出す(カラオケ・おしゃべり等)
頭痛を改善するための運動・体操について
緊張性頭痛の場合は頭皮や頭部の筋肉が緊張して血行が阻害されて頭痛が起こるという事が多いです。
そんな時は頭皮マッサージがオススメ。
また、同じようにストレス性の頭痛の場合は表情も硬くなっていってしまいます。緊張した面持ちだと余計に気分も鬱々としていってしまうので、表情筋をほぐすことも重要です。
主に頚~肩甲骨周囲の筋肉をほぐしていきます。また眼精疲労によっても起こるので目を動かす体操もオススメです。
耳を動かすのは咀嚼筋(そしゃくきん)噛む時に使う筋肉とも関連しているので、側頭部など痛みを感じる場合はやってみてください。
あなたにオススメなプロによる状態の把握と適切なセルフケアをご提案
肩こりも腰痛もセルフケアにより予防や改善を図ることはできますが、実際あなたの周りで肩こりや頭痛が改善したという人いますか?
多分そう多くはないハズです。
なぜなら、症状としては頭痛が出ていますが、原因そのものは別にあったりするためです。
それを医療知識のない人に言っても「100%知らない」って言われちゃいました。
だからこそ、僕らのプロの視点での観察眼がモノを言います。
- 生活習慣
- 運動習慣(身体の使い方)
- 食事(アルコールなども)
- 筋肉の付き方
- 服薬習慣
など表面上に現れない(本人は大したことないって思っていることも)ものが意外にも大きな要因になっていたすることがあります。
僕が提案する方法は3種類あります。
- 通話にてコミュニケーションを取りながらアドバイス
- ヒアリングシートから聞き取りアドバイス
- 動作を見ながら運動を個別にアドバイス
以上のサービスはココナラに出品しています。下記リンクから詳細を確認することができます。
通話にてコミュニケーションを取りながらアドバイス
いわゆる電話相談サービスです。
購入時に通話時間をすり合わせ(予約)してご相談できます。
特性として音声でのコミュニケーションのみになってしまうので予め聞きたいことをまとめておくと時間にロスがありません(内容によってはお答えできかねるものもあるという事をご了承ください)。
あなたの身体の不調の原因と最適な対処法教えます この不調はどこから来ているの?話を聞いてアドバイスしますヒアリングシートから聞き取りアドバイス
こちらのサービスは「肩こり」としていますが、今回のような頭痛に対しても対応可能です。
僕が作成したヒアリングシート(聞き取り表)をお渡ししてご回答いただいたことに対してセルフケアや生活習慣に対してアドバイスさせていただく形です。
上記サービスと同様に対面(画面での)サービスではありませんので、プライバシーは守られます。
その分実際の動作や動きのクセなどを確認できない分精度は下がります。
あなただけの肩こり改善マニュアルをお届けします 1日5~10分のストレッチで肩こり・五十肩の痛みのお悩み解決動作を見ながら運動を個別にアドバイス
こちらが僕の理学療法士としての本領をリモート上でも発揮できるサービスとなっております。
上記と同じく「肩こり」となっていますが、頭痛にも転用可能です。
画面越しのリモートではありますが、対面であなた固有の動きのクセや生活習慣などをコミュニケーションを取りながらセルフケアの運動などをアドバイスさせていただきます。
料金的にも上記2つと比べると高いでが効果は期待できますよ。
姿勢や動作を見ながら肩こり改善の運動を指導します あなた固有の動作のクセやぶり返す肩こりの原因を直接見て改善まとめ
頭のどこが痛いかでおおよその原因がつかめてきます。それによって種類別の対策と予防について書いてきました。
ほとんどの原因はストレスや筋肉の凝り・張りによって引き起こされているので日々の生活習慣やちょっとした対策によって軽減・改善させることができると思うので、是非行ってみてくださいね。
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