ぎっくり腰になった時にイスの偉大さを骨身に染みて感じたPTグッチです。
腰痛持ちさん、デスクワーカーにこそ本物を使って欲しいと思うイスを発見しました。【骨盤を立てて・坐骨で座る】イスの「アーユル チェアー」です。
医師が診察室で使っているのをよく見かけます。値段も高いのでおいそれとは購入できませんが、座って見た感じかなり質が良かったです。
今回の記事では理学療法士の視点でアーユル・チェアーの評判・良さについて考察していこうと思います。
アーユル・チェアーとは?
アーユル・チェアーは、日本人のために作られた姿勢がよくなるイスです。
「坐骨」で座り骨盤を立てた理想的な姿勢に。
腰がラクになり、集中力向上に効果的。オフィスや在宅ワーク、学習イスにも最適です。
出典:アーユル・チェアー
ちなみに【坐骨(ざこつ)】ってどこの部分?って思った方に説明すると以下の部分。ちなみにお尻の大きな筋肉である大殿筋(だいでんきん)は坐骨にある坐骨結節という部分に付いています。
坐骨神経痛などでお悩みの方もいらっしゃるかと思うので、こちらについても記事を書こうと思っています。
良かったら坐骨神経痛はストレッチで悪化する?正しい対処法について療法士が伝授から確認してみてくださいね。
腰痛を予防するために理学療法士の僕が考えるイスに座る際のポイントがこちらの5つ。
- 骨盤を前傾位で座る(骨盤を立たせる)
- 腹筋・背筋を働かせる
- 足も使う
- 血行が滞らないように座面を変えたり、姿勢を変える
- 腰痛対策グッズを利用する
詳しくはこちらの記事で書いてありますので興味があれば読んでみてください。
そのうち骨盤を前傾位で座る(骨盤を立たせる)、腹筋・背筋を働かせる、腰痛対策グッズを利用するの3つの項目を満たしているアイテムなのでオススメです。
数々の賞を受賞しているというのも魅力の一つ
デスク・在宅ワーカーにしてみればイスは商売道具の一つですよね。きっと立っている時間よりもずっとン外時間座っているので、腰にかかる負担は僕らの仕事内容(リハビリ・介助)にも匹敵するくらいのもの(場合や時間によってはそれ以上!?)と思われます。
その重要なアイテムを選ぶうえである程度の基準となるのが【賞】だと思うんですよね。ということで受賞している章をご紹介。
- 特許取得
- グッドデザイン賞受賞
- 「健康医療アワード」を受賞!
日本人が坐骨で座るための構造(2つに割れた座面・後傾座面・山型座面)について特許を取得しています。
座面では他に左右の坐骨にしっかり荷重できるような形になっており、腰あてによって骨盤が立った状態を維持して背骨のS字をキレイに出すための工夫が凝らされています。
また、2018年には医師を中心に構成される日本健康医療学会によって3000品以上の健康製品から選出される健康医療アワードを受賞しています。
姿勢が良くなる3つのポイント
アーユル・チェアーに座ることで良くなる姿勢のポイントは以下の3つ。
- 頭が安定
- 背骨のS字カーブが働きやすい
- 骨盤が立つ
ということ。
3つのポイントが相互に作用して理想的な座位姿勢を構成しています。
1.頭が安定
座位姿勢ではちょっと順序が逆かもしれませんが(本来は座面の土台である骨盤が安定してこそ)、作業がしやすい姿勢の一つが頭が安定していることです。
頭部が良い位置にあることで集中できるという事に加え、肩こりやストレートネックなどの二次的な被害を予防してくれるというのも良い効果ですね。
2.背骨のS字カーブが働きやすい
人の背骨は衝撃を吸収しやすいように生理的に緩やかにS字を描いています。
それは座っていても同じです。座面からの支えは土台なのでしっかりしていることが大前提です。その上で背骨のS字カーブが柔軟に働いてくれることで疲れにくくなるし、作業もスムーズに行えるようになるというものです。
3.骨盤が立つ
イス姿勢で一番大事なのが座面に直接接地している骨盤です。
腰痛になりにくい座位姿勢についてもポイントとなるのが骨盤の位置。詳しくはこちら。つまり
前傾位か後傾位かということ。
【骨盤が立つ】というのは前傾位のことを指します。腹筋・背筋にちょうど良い力が入り座位姿勢を保持しやすくしてくれます。
アーユル・チェアーは「坐骨座り」という特徴的な座り方を推奨
坐骨でしっかり座面を支持すること以外にもアーユル・チェアーは他に特筆すべき特徴があります。それが【股を軽く開いての座位姿勢】です。
下図はちょっと挑発的な画像ですが、股関節部分はおおむねこんな感じです(笑)
股関節を少し開いてイスに座ってみたことありますか?アーユル・チェアーならではの骨盤が立った状態を保持しつつ股関節が屈曲外転位(少し曲がって外に開いている状態)にあることで股関節が緩み無駄な力が入らないんです。
普通のイスってどちらかというと足を閉じて座りますよね?そうすると骨盤と股関節が緊張したり、疲れやすくなったりして足を組んだり身体の前傾が強くなったりと余計な動きにつながります。
だから無理がかかったりする部分があればすぐに分かるように、座りすぎるとお尻が痛くなってきたり最初座っていると何となく座りにくさを感じたりするようです。
アーユル・チェアーのデザインと座った際の特徴について
僕がアーユル・チェアーを見た時に思ったのが以下の点について。
- 座面が小さめ
- 背もたれ(ランバーサポート)が小さい
- 肘掛けがない
これだけ見ると「なんか普通のイスにある部分が足りないんじゃ?」って感じますが、それにはちゃんと意味があったんですね。
特徴1.座面が小さめ
特許を取った特徴もこの部分なので、考察すると座面が小さいからこそ変な座り方ができないし、骨盤(お尻)にフィットする形になっているということなのでしょう。
事実坐骨で座るにはちゃんと骨盤を立てないと座面には当たらないようです。デメリットの部分で書きますが、座るトレーニングをしないと座り方が悪い状態で今まで座っていた人にはすぐに使いこなせないんだとか。
特徴2.背もたれ(ランバーサポート)が小さい
このようなイスには普段ついている背もたれたヘッドレストがないのが特徴。代わりに【腰あて】なるものが付いています。
イスに座ってリクライニングする時を想像してみて欲しいのですが、作業の時ってリラックスしてませんよね?(笑)きっと休憩している時…ですよね?
つまり作業の時には背もたれっていらないということになりませんか?
僕もイスに座って作業する際には休憩を適度にとったり運動(軽い柔軟)を推奨しているのですが、自然と座っていて疲れを感じたり、休憩したいと思ったら身体はちゃんと疲れているハズ。
特徴3.肘掛けがない
背もたれもそうでしたが、ひじ掛けを使って(ひじをついて)作業ってしませんよね?座る時にも邪魔になるし、両手で支える時って両手が埋まっているので作業になりません(笑)。
無駄なパーツを省いて作業効率を上げることに能力の全てを全振りしている事から最強のデスクワーク・在宅ワークの強い味方であると思いませんか?
アーユルチェアーに座る3つのメリットについて
アーユル・チェアーを使う事によるメリットについて考察します。
- 集中力がアップする
- 作業効率アップ
- ぎっくり腰になりにくくなる
ということがお客様の声とPTグッチが理学療法士の視点から見て考えたことです。
1.集中力がアップする
普通のイスと座り比べをして検査したら35%も集中力がアップしたという結果が出ました。
僕は車が好きなのですが、良いイスに座っていると運転していても疲れにくいという特徴があります。それと同じでアーユル・チェアーに座ると骨盤が安定し、腰や背骨にかかる負担が減ることで気持ちよく作業に集中できるということですね。
2.作業効率アップ
上記でも説明しましたが、身体にかかる負担が軽減されることで作業に集中できるという事が一つ。それに加え背もたれやひじ掛けがなく腕周りがスッキリしているので背もたれに寄りかかって考え事をしたり、リクライニングで休憩などの時間が減るという事が考えられます。
作業に集中できる環境(イスを含め)が整っていると作業が進みます。
3.ぎっくり腰になりにくくなる
ぎっくり腰の要因の一つが長時間のデスクワークによる腰への負担と血行障害で筋肉が固くなることです。これまたデメリットの部分で書くことですが、長時間座っていられない仕組みが備わっていたとしたら休憩を半強制的に取るという事になります。
イスから離れて立ったり、同じ姿勢を取り続けることが減れば負荷がかかり続ける部分の負担軽減になりますし、むくみの改善(予防)、適度な休憩をはさむことで緊張した筋肉も柔らかくなるし、根を詰めすぎることもなくなりリフレッシュする時間も増えるという事です。
デメリットについて
続いてデメリットですが、メリットの部分で書いてあることを見た後に最後まで読んでいただけると意味が分かってくると思いますよ。
- 背もたれがない
- 逆にお尻が痛くなる?
- 長時間座っていられなくなる?
1.背もたれがない
背もたれに関しては「ない」というワケではないですが「小さい」というのが正解。
ただ、小さいのではなく骨盤を支える部分としての機能だけとも言い換えられます。デメリットとしては寄りかかれる背もたれがないとイスに座って考え事をすることができにくくなるといったところでしょうか。
イスの半分の大きさの背もたれ。これって捨てる際に非常に重くて邪魔ですよね。それがないということは逆に良いのかもしれません。
2.逆にお尻が痛くなる?
アーユル・チェアーは坐骨で座るイスです。ということは坐骨に座っている際の重みが全部かかるという事。
写真で見ると坐骨はこの部分。見た感じ尖っていて「ここに体重乗せて大丈夫?」って感じになりますよね。実際には脂肪や筋肉などの組織があるので直接骨に重みがかかっているワケではないです。
ただ、座っていれば重み自体はかかっているのでお尻は痛くなってくるのが普通です。ぎっくり腰や坐骨神経痛などで悩んでいる人の大半はお尻をいじめ続けた末路…というケースが多いのも事実。
3.長時間座っていられなくなる?
よく考えてみてください。イスにずーっと座っていることって人間の普通の状態でしょうか?人は動物の仲間。動く物と書いて「動物」。そう、動いてナンボの生き物なんです。
ずっと座っている、動かない、不動の時間が長いという事は本来不自然なんです。
不自然なイス姿勢をずっと続けていることがすでに身体に毒なんですよ。敢えての使い心地としてプラスに捉えてもいいかもしれません。
PTグッチがオススメするイスのタイプ
僕がデスクワーク・在宅ワークでオススメ、実際に使うとしたらオクトパスタイプ(キャスター付き)ですね。
上記バナーにあるようなタイプの形状です。
診察室で座らせてもらった感じではキャスターの滑りも良かったし、コンパクトなので移動もスムーズ。とは言ってもデスクワーク・在宅ワークではそんなに動くことはないかもしれませんけどね(笑)
アーユル・チェアーはお試しで使える
実際に購入することを考えたらやっぱり気になるのは値段であることは間違いありません。ということは買って合うかどうか先に知っておきたいですよね?
そんなあなたにオススメのお試しプログラムがあるんです。以下のポイントを押さえるだけで1週間お試し利用ができます。
「たった1週間じゃ効果なんて分からない」確かにそうかもしれません。
しかし、普通イスってお試しで使えること自体がレアじゃないですか?お店に足を運んで実際に座ってみることくらいはできるかもしれません。
でもそれじゃ実際に作業しているワケじゃないから座り心地も、疲労感も分からずじまいじゃないでしょうか?自分の生活圏内に導入して使い倒してみる。そうでない限りは商品(イス)の良さなんてきっと分かりませんよね。
長年腰痛に悩まされている、長時間どうしてもデスクワーク・在宅ワークをしなければいけないなどでお悩みの場合は是非お試しから始めてみるのもいいですね。
お試し・購入はこちらからどうぞ。下記バナーはクリックできます。
まとめ
アーユル・チェアーの評判について考察してきました。
イスで座る際の姿勢は骨盤が安定して作業をする際に動きやすく疲労しにくいという点が重要です。
機能的で質の良いイスであるため腰をしっかり護り、長く使え、集中力を高め腰痛を予防してくれるものだと思ったので腰痛に悩んでいるならぜひ導入をご検討ください。
お求め・お試しはこちらからどうぞ。
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